マッサージの効果はどのくらい持続するの?

「マッサージの効果はどのくらい持続しますか?」なんて質問を受けることがありますが、これは個人差が大きいため一概にどのくらいとはいえません。

  • どのような症状か
  • 症状はどれくらい続いているのか
  • 症状がまた起こるのではという破局的思考はないか
  • 姿勢による関与は大きいか
  • 体を動かす習慣はあるのか

などなど、ざっとあげただけでも確認したい項目はいくつかあります。

次の日に戻る場合もあれば、1ヶ月楽な状態が続く場合もあります。

これは個人的な感覚ですが、基本的には3〜4回マッサージを受けることで良い状態が持続するようになってくる印象です。

とはいえ、ぼく個人の感覚なのでもうちょっと根拠となるものはないかと探したところ、おもしろい研究結果を発見しました。

おもしろいというか、マッサージを生業としている身としてはパッと見だと悪影響な研究結果です。

短時間のマッサージは効果が持続しない?

今回ご紹介する研究は、短時間のマッサージがどれくらいの期間、筋肉がほぐれた状態が続くのかという研究です。

Google翻訳を利用して読んだ論文なので、若干の相違があるかもしれませんがご了承ください。

研究の内容としては腓腹筋(ふくらはぎ)に対する7分間のマッサージを18人の健康な人に行い、どのくらいほぐれた状態が維持されたか観察するというもの。

その結果、マッサージにより筋肉がほぐれるという効果はあるようですが、マッサージを中断するとすぐに元に戻ってしまったそうです。

あん摩マッサージ指圧師としてはなんとも残念な結果。

ただし、とても小規模な研究です。

マッサージを行った部位も腓腹筋だけと限局しており観察した時間も短時間のマッサージのみで全身のマッサージがどれくらいの期間維持できるのか、この研究だけではわかりませんでした。

おわりに

マッサージの方法や生理機能の変化、不良姿勢の一時的な改善など、マッサージにはたくさんの効果が考えられます。

また、心地よいマッサージの刺激はエンドルフィンといった内因性オピオイドの放出やオキシトシンの分泌を促すといわれており、症状の改善のほかにも日頃のお疲れのケアにも最適です。

マッサージをすることで体の不調が改善したり心が休まったり、いろいろと良い効果がありますので、ぜひ生活の一部に取り入れてみてください。

参考文献

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