呼吸から血液への香りのメカニズム

レモングラスの精油

レモングラスは成長の早いイネ科の多年草です。

タイ料理のトムヤムクンの食材として知っている方も多いのではないでしょうか。

インドでは古くから「薬草」として使われ、熱を下げたり、感染症を治したり、腫瘍の進行を食い止めたりする効果があるとされてきたそうです。「レモン」と同じ香り成分を含んでおり、とってもフレッシュで強い香りが特徴的。

防虫作用や消臭作用があり、部屋の空気を浄化してくれるので、ルームフレグランスにもぴったりですね!

呼吸器から血液へ

精油成分が心身へ働く伝達経路は嗅覚を含めて4つです。

「嗅覚から脳へ」「呼吸器から血液へ」「皮膚から血液へ」「消化器から血液へ」

嗅覚以外は血液から循環しています。

今回は「呼吸器から血液へ」

芳香浴をしながら深呼吸したり、フェイシャルスチームで吸入したりする時のルートです。呼吸をして、芳香成分が肺に入ると、肺胞という組織から血液に入ります。その成分が血液によって体内をめぐり、様々な効果を発揮!最終的には肝臓で分解され尿や汗、呼気として体外に排出されます。わずかですが、芳香成分が鼻腔粘膜から入ることもあるそうです。

また、気管支から肺に入ると「たん」を切り、「咳を鎮める」効果も期待できます。

i-BALANCE 寺田

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