健康情報を調べるときに役立つ、おすすめのメディアをご紹介します。
全国版救急受診アプリ「Q助」
「これは救急車を呼んだ方がいいの?」
「どの科を受診したいいかわからない」
このようなこと、結構あるかと思います。
そんなときに役に立つのが、総務省消防庁が作成している「Q助」というアプリです。
当てはまる症状を答えていくと、病院へすぐに行くべきか、何科を受診すべきかを教えてくれます。
とても便利ですので、ぜひダウンロードしておくことをおすすめします。
厚生労働省eJIM
厚生労働省が提供している補完・代替医療の情報メディアです。
eJIMでは各種補完・代替医療について、科学的根拠に基づいた情報を掲載しています。
どのように利用しどのように向き合えばいいか、考えるヒントを教えてくれるメディアです。
各種補完・代替医療を推奨、否定するものではなく、あくまでも「個人の意思決定においてヒントになる情報を」という立場のもと作られています。
e-ヘルスネット
こちらも厚生労働省が提供している健康情報メディアです。
生活習慣病・栄養・運動・睡眠など体に関する質の高い情報を見ることができます。
すみずみまで見てみると、かなり体に関して詳しくなるボリュームたっぷりのメディアです。
Mindsガイドラインライブラリ
各種病気の診療ガイドラインを見ることができます。
診療ガイドラインとは、一般的な診療で使われる治療の手引きのようなもの。
病気を治療する上で1つの判断材料になるのが診療ガイドラインです。
お医者さんだけが見るものというイメージが浮かびますが、そもそも診療ガイドラインとはお医者さんと患者さんを支援する目的で作られています。
Mindsガイドラインでは、一般の人でもわかるように各ガイドラインに解説があり、その病気の仕組みや診断方法、改善方法などを知ることができます。
HFnet
HFnetでは、健康食品の科学的根拠のある最新情報を提供しています。
世の中には健康に関する食品や情報がたくさんありますが、なかには科学的根拠のないものも紛れています。
誇大広告になりがちなのが、この業界の特徴なのでしょう。
そのなかで科学的根拠に基づいた最新情報を知ることができるのが、国立健康・栄養研究所が運営するHFnetです。
がん情報サービス
国立がん研究センターが運営する、がんに関する情報メディア。
「AYA世代のがん」というキーワードからこのメディアを発見しました。
良いものは高額というサービスやモノが多いですが、日本の医療の場合は保険が適応でき、負担額が小さい医療が最高の治療方法です。
ぼく自身、命に関わる病気や事故をしたことがないため想像でしかないのですが、がん告知などで追い込まれた場合、お金のことは気にせずあらゆる可能性に希望を持ってしまうことは「そうだよな」と想像できます。
しかし、そこに目をつけ不安を煽ったりするビジネスが存在するので、とても厄介。
健康を増進する情報ではありませんが、もしかすると将来役に立つ知識になるかもしれないため、ここで紹介させていただきます。
LUMEDIA
各専門分野のお医者さんたちが記事を作成している健康情報メディアです。
単独で記事を書いているのではなく、根拠がある正確な情報なのか、複数のお医者さんが査読をした上で記事を投稿されています。
その記事を書くうえで参考にした文献へのリンクも提示されているため、情報元もチェックすることができます。
素人が単独で書いている記事ではなく、専門分野のお医者さんが複数人で作成しているため信頼度は高いかと思います。
注意事項
どのメディアも「こうでないと絶対だめ」というものではなく、個人が意思決定をするうえで参考になる、信頼性の高い情報を提供しているメディアです。
また、健康情報はアップデートされるもので「100%効く」などという魔法のようなものは存在しません。
今回ご紹介したメディアも複数利用し、多角的に情報を検討されることをおすすめします。
多角的とはいっても、SNSで健康や美容情報を調べるのはおすすめしません。
根拠不明のものが多く、基礎知識がないと判断が難しいものが多いからです。
もしも調べるのであれば、最低限、その情報の根拠となる出典がちゃんとあるかをチェックするようにしてください。
情報が多いって、大変ですね。