姿勢による身体への影響
マッサージなどに行くとよく出てくるフレーズ「姿勢」
「姿勢が悪いですねー」なんて言われますが姿勢が悪いと何がいけないのでしょうか?
姿勢が悪いと良くない原因の1つとしては筋肉のアンバランスがあります。
筋バランスの崩れがあるとどちらかの筋肉は過緊張・短縮していて、もう片方は伸長しています。
こうなるとその筋肉が本来持っている力を出すことができなくなり、姿勢保持やその動作に対する他の筋肉がその負担を背負うことになり痛みやだるさが発生します。
そして、おおよその不良姿勢において共通しているのが胸郭の硬さによる呼吸の浅さです。
猫背姿勢によって背中が硬くなると、背骨の可動も硬くなってうまいこと胸郭(肋骨)が動かなくなり、知らないうちに呼吸が浅くなります。
そうなると集中力が続かなくなったり頭痛がしたり、首の前側が張ってきてエラも張ってきて、なんて色々なところに影響を及ぼすことに・・
ここで何が言いたいかというと、ある場所の姿勢不良は全体に影響を及ぼすということです。
例えば頭が前に出ている、いわゆるスマホ首。
その影響は首だけでなく背中や腰といった他の部位にも影響を及ぼします。
そのような理由からも姿勢は良いに越したことはなさそうです。
姿勢が良ければいいのか
では、見かけの姿勢がよければオールオッケーなのでしょうか?
答えはNOで、その姿勢を維持する筋力や柔軟性、動作をする上での筋力・可動域など色々な機能がしっかりしていなければ何らかの不調が起こる可能性があります。
つまり一概に姿勢を正せば全てが解消するということではなさそうです。
構造上の骨の長さの微妙な違いもあるでしょうし、利き手によっても筋肉のアンバランスは生まれる。
人間の身体を模型のように均等にするのは不可能かと思います。
大切なポイントは姿勢を正した先、不調がない状態を継続させる機能的な身体を作ることです。
そのためにはどうしてもマッサージの他にエクササイズが必要になってきます。
とは言ってもジムに行けとかそういう話ではなく、こまめに動く習慣をつけましょうということです。
ずっと同じ姿勢だとどうしても筋肉は硬くなりますし、姿勢も崩れてきます。
それをリセットする習慣を身につけていけば疲れにくい身体に近づくのではないでしょうか。
背伸びという単純なエクササイズでも良いのでお試しください。