ほとんどの肩こりは不良姿勢や精神的なものなど、病気が原因ではない肩こりですが中には注意が必要な肩こりもあります。
ただの肩こりかと思っていたら神経がどこかで圧迫されていたり、内臓が原因だったなんてこともあります。
要注意な症状
注意が必要な症状としては
- 階段を上るなど運動したときに肩が痛む
- 手がしびれたり力が入らない
- 動かしていないのに痛む
- 症状がひどくなっている
このような症状がある場合です。
しびれに関しては、力が入れにくいほどのしびれか、そうでないかにも分かれます。
軽度のものであればマッサージで緩和する場合もありますが、それでも第一選択としては検査をするのが良いかと思います。
特にリラクゼーションサロンの場合は検査はしませんので、注意が必要です。
国家資格を持っている方がいるなら別ですが、いるかどうかがわからない場合はしびれがあるときは行くのを控えましょう。
基本的には病気が原因でない肩こりの場合、慢性化したものが多いですから「重い」だとか「だるい」という症状で、少し動かせば楽になったりします。
しかし、病気が原因の場合は悪化したり、安静にしてても痛いということが起こります。
ヘルニアや四十肩、胸郭出口症候群といった筋肉や骨の異常であればマッサージなど保存療法が選択されますが、内臓の場合はそうはいきません。
肩が痛くなる可能性がある病気で、狭心症や胆石、肺がんなどがあるのですがこの場合はそれぞれの治療が必要になります。
このような内臓からの肩こりの場合、マッサージではよくなりません。
もちろん、それらの病気が原因でない筋肉が問題の肩こりも合わせてあるでしょうから、そのときは楽になる可能性がありますが、原因はそこではないので早めの受診が必要です。
そこまで心配はいらない
さて、色々と怖い肩こりをお話してきましたが、ほとんどは病気が原因ではない肩こりです。
また、病気が原因だったとしても内臓からの肩こりではなく、首の骨の異常や四十肩、首の筋肉や鎖骨で神経が圧迫される胸郭出口症候群と呼ばれるものが多いです。
そこまで肩こりで心配する必要はありませんが、中には注意が必要なものもあるということは覚えておいてもいいかもしれません。