最近メディアでもよくピックアップされています美容鍼についてです。
- 美容鍼ってどんな効果があるの?
- お顔に鍼をするとなぜリフトアップやシワが消えたりするの?
- お顔に鍼なんて、痛そう
- 血は出ないの?
- 美容整形していてもやって大丈夫か
- どのくらい通えばいいの?
といった「美容鍼ってなに?」に答えていきます。
全て説明すると長くなってしまうので、今回は美容鍼の効果についてです。
その中でも筋肉に対する効果について説明していきます。
鍼で筋肉を緩ませる
筋肉は緊張した状態が続くと血流が悪くなり、酸素が不足してカチカチに固まってきます。
筋肉が固くなると血管や神経を圧迫することになるので、鈍い痛みが発生したり、さらに血流が悪くなって余計にガチガチに固くなってしまいます。
こうなると負のサイクル突入です。
そのサイクルを断ち切るための手段の一つとして、「鍼」があります。
身体にとって鍼は異物です。
身体は異物が入ってくると、「これはいけない、侵入者だ」ということで血液が集まってちょっとした炎症反応を起こします。
これを軸索反射なんて言います。
神経末端に生じた興奮が神経の分岐に沿って逆行性に伝播する現象。鍼刺激によりポリモーダル受容器が興奮すると、軸索反射によって受容器末端から神経伝達物質が放出され、コリン作動性神経の末梢血管に働いて血管拡張(フレア)、膨疹(浮腫)が生じる。
「国試黒本/鍼灸あマ指師編・下巻」
簡単に言うと、鍼の刺激によって血流が良くなるということです。
鍼の刺激によって血流が良くなり、今まで酸素不足で固まっていた筋肉に酸素が運ばれると筋肉は緩んでいきます。
また、固くなった筋肉には「ATP」というエネルギーが不足しています。
血流が良くなると、このATPも筋肉に流れ込みます。
フェイスラインがシャープに
お仕事や人間関係、生きているとストレスがかかります。
人間はストレスがかかると、いつの間にかグッと噛みしめることがあります。
噛むときに使う筋肉のことを咬筋というのですが、ここがずっと緊張した状態で固くなってくるとエラが張ってきてしまいます。
また、この咬筋が張るのと同時に首の前側にも力が入ってしまって胸鎖乳突筋という首の筋肉も張ってきます。
この咬筋と胸鎖乳突筋に鍼をすることで筋肉が緩むと、フェイスラインがスッキリしてシャープになります。
目がパッチリする
パソコンやスマホ、テレビや蛍光灯など日頃強い光を目にしています。
特にスマホは気づいたら長時間触ってしまいますよね。
現代人は皆さん、目がお疲れです。
ブルーライトなどの強い光を見続けると、目の周りの眼輪筋、眉間にシワをよせる皺眉筋、おでこを覆っている前頭筋が固くなってきてしまいます。
ここが固くなってくると眼精疲労だけでなく眉間にシワができたり、おでこに横ジワができてしまったりします。
鍼でこの部分の筋肉を緩ませることによって眼精疲労やシワの解消だけではなく、固く縮こまってしまった筋肉が緩み目の開きをパッチリさせることができます。
口角が上がる
ストレスで噛みしめることが多かったり、考え事をしていてムスっとした表情をしていると口角って下がりますよね。
ムスっとしていたり、笑うことが少なかったりすると大・小頬骨筋や上唇挙筋などの筋肉が衰えてきてしまいます。
また、ゴルゴラインやマリオネットライン、ほうれい線なんかのシワも深くなります。
この部分に刺激を与えてあげると口角が引き上がって見えるようになります。
また、深くなってしまったシワを薄くしていくこともできます。
まとめ
- フェイスラインがスッキリして小顔になる
- 首元がスッキリ、シャープになる
- 眼精疲労がとれる
- 目がパッチリ開く
- シワが薄くなる
- 口角が上がる
- 全体的に表情が明るくなる
美容鍼で筋肉を緩ませることで、このような効果が期待できます。