僕はメノポーズカウンセラーという資格を保有しています。
メノポーズとは更年期という意味で、この資格は取得したとしても定期的に勉強会が開催されるため毎回勉強になっています。
定期的な勉強会開催はありがたいですホント。
今回はその中で「確かにな」と思った内容をシェアしたいと思います。
男性優位社会の影響
更年期の女性からよく聞かれるのが「更年期だから」という諦めや「自分はまだ大丈夫」といった否認の内容です。
この言葉の背景にはどのような理由が隠されているのでしょうか。
様々な理由があるかと思いますが、その理由の一つに男性優位社会の影響があるかと思います。
バリバリ働けないと価値を認めない社会。
更年期に差し掛かると身体の変化から、今までのようにバリバリ動けなくなるケースも出てくるかと思います。
その原因を知ってか知らずか、昇進などに不利に働いてしまうという現状があるそうです。
まだまだ柔軟には働けない
少し話がそれますが、僕はよくお客様との会話の中で「仕事はいつも何時までか」とか「働くのは楽しいか」とか、そのようなことが会話の中で出てきます。
この中で最近は、楽しみを見出せている人は多くなってきている印象ですが、労働時間は相変わらず長いです。
そして、楽しいというのも本当に楽しんで満足しているのかというと、そうでないことも多々あります。
働き方改革というものがありますが、どうやらまだまだフレキシブルな働き方が可能な会社は少ないのかもしれません
その中で、ちょうど仕事の責任も重くなってくるのが更年期という時期です。
そのようなスピードが求められている現場では不調を訴えると人事査定に響いてしまうことも。
また、母親世代から、更年期における様々な症状は我慢するもの、隠すものといった無意識下への刷り込みもあるようなのです。
これらの理由も更年期を受け入れられない構図が出来上がる要因の1つなのではないでしょうか。
その他にも美容面や健康面などの身体の変化に戸惑いもあるかと思います。
でも、見た目はいつからでも変化させることができます。
その前に解消すべき要因は社会的なことなのかもしれません。
女性が活躍する社会に、とは言われているものの、果たしてどうなのでしょうか。
今回は更年期の受容を社会的視点から考えてみました。